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異常とは?
[ 277] 色覚異常(色盲/色弱)
[引用サイト]
http://www.wakaba-hp.or.jp/eye/eyesick_f/eyesick_13.html
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人間の網膜は、赤・緑・青の3色を感じる能力があって、その刺激の強さにより色々な色を認識できます。 色覚異常とは一般に赤緑色覚異常といわれますが、緑色や赤色を識別することができない病気で、遺伝による先天色覚異常と視覚系の障害によって生じた眼疾患に伴う後天色覚異常があります。 灰色と赤の区別がしにくいものを第1色覚異常、灰色と緑の区別がしにくいものを第2色覚異常といい、この他青と黄を混同する青黄異常の第3色覚異常がありますが、非常にまれです。 色の区別がしにくい程度により、1色型色覚、2色型色覚、異常3色型色覚に分けられています。 異常3色型色覚は、3色全てを感じることはできますが、その感じ方が正常者とは異なり、まぎらわしい色の区別がしにくいもので、いわゆる色弱といわれています。第1異常(赤)の場合を、第1色弱(赤色弱)、第2異常(緑)の場合を、第2色弱(緑色弱)といいます。 2色型色覚は、3色のうち1色の区別がほとんどできないもので、いわゆる色盲といわれています。第1異常(赤)の場合を、第1色盲(赤色盲)、第2異常(緑)の場合を、第2色盲(緑色盲)といいます。 1色型色覚は、いわゆる全色盲といわれ、色に対する感覚がまったくなく、モノクロ写真のように全てが灰色に見えてしまいます。この場合は視力も非常に悪く、きわめてまれな病気です。 人間の性を決定する性染色体には、X、Yの二つがあって、男性はXY、女性はXXの組合せになっています。 色覚異常の遺伝子はX染色体にあり、劣性遺伝するので、男性の場合はその染色体に色覚異常の遺伝子があれば発病します。 女性の場合はX染色体が2個あるので、その両方に色覚異常の遺伝子がある場合に限り色覚異常となり、1個のX染色体にのみ遺伝子がある場合には発病はしませんが、保因者になります。 この場合、生まれてくる男性の約半数は色覚異常になり、女性の約半数が保因者となる可能性があります。 したがって、日本では男性の全人口の約5%、女性の全人口の約0.4%に色覚異常者がいるといわれています。 後天性色覚異常の原因には様々な要因がありますが、主なものを上げると、網膜病変、緑内障、視神経病変、大脳性病変、心因性要因、視覚中枢の加齢変化などがあります。 近年、後天色覚異常で青錐体の役割が、クローズアップされるようになってきましたが、青錐体系は、赤緑錐体系より容易に障害を受けやすく、回復しにくいため、網膜疾患、視神経疾患のいずれにおいても青錐体系の障害が先行し、症状の増悪に伴って、赤、緑錐体系の異常が加わります。症状が改善して赤緑錐体系の異常が認められなくなった時期にも、青錐体系の異常が残存することが多くあります。 網膜疾患では青錐体系の障害が特に著明で、明らかな後天青黄異常を示す疾患には、糖尿病性網膜症・網膜剥離・中心性漿液性網脈絡膜症・網膜色素変性症などがあげられます。 先天赤緑色覚異常者が、日常の生活において支障をきたすことは少ないとされていますが、誤認しやすい色の組合せや、誤認しやすい条件は存在します。 同じ色を常に誤認するわけではなく、対象が小さいときや照明が暗い場合、短時間で判断しなければならない環境条件下、先入観があったり色覚体験の個人差などにより、色誤認が起こりうるのです。 第1色盲と第2色盲では多くの場合共通していますが、第1色盲では赤が暗く見えるという特徴のため、実際には区別のつかない色合いは微妙に異なります。赤と緑の場合、第2色盲の人では区別ができない場合が多いのですが、第1色盲の人では識別が可能です。 オレンジと黄緑の場合、彩度が高くても誤認することがあり、多くの場合黄緑をオレンジと呼称します。 青と紫の場合、他の色とははっきり区別はできますが、両者の区分は明度差によるため、暗い青(紺)と紫は混同されることが多くあります。 様々な条件により異なりますが、一般的には、強度色覚異常者の場合、前述した組合せの色について、しばしば誤認すると言われています。 以前は色覚異常者であることにより、進学や就職、各種資格試験において随分と差別されてきました。現在では、学校検診のあり方、進学、就職等における制約、職業適性や身体検査基準の基準緩和など、不十分ではありますが見直されつつあります。 色覚異常者が不利益を被らない環境、社会作りが急務であることはもちろん、色覚異常者に対する間違った知識や偏見に対して、正しい知識の提供も必要です。 |
[ 278] 地球は最近体調不良!? 異常気象はますます進む
[引用サイト]
http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2002_05_22/content.html
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※地球気温は1971年〜2000年までの平均気温より何℃上昇しているかを表している 異常気象が世界中を襲っている。日本でも今春の桜前線の異常や並外れた暑さが記憶に新しいところだ。実際、今年の世界気象デー(3月23日)のテーマは「異常気象に備えて」である。WMO(世界気象機関)の統計によると竜巻、高潮、熱波などさまざまな自然災害によって世界中で毎年25万人もの命が奪われており、500〜1000億ドル(6.5兆〜13兆円)もの損害が出ている。しかも、その被害の多くは台風の頻発するアジア地域に集中しているのである。 気象庁によれば、「異常気象」とは、「一般には過去に経験した気候状態から大きく外れた気象を意味し、台風や低気圧に伴う大雨や強風などの数日程度の激しい現象から、干ばつや日照不足など数ヵ月程度の現象が含まれる。また、それぞれの地点で過去30年間に観測されなかったような値を観測した場合」としている。 「異常気象とは本来、数十年に1回発生する気象状態ですが、頻度が崩れてきましたから、定義にあわなくなってきました。いろんな異常気象がありますが、集中豪雨が増えたりという激しい気象の変化は地球温暖化が影響していると思います」(九州大学大学院の守田治助教授=気象学) 今年3月は世界的に異常気象がいたるところで発生した。気象庁が発表した「2002年3月の世界の天候 異常天候発生地域」は10地域に及ぶ。 「アラスカから東シベリアの高温」、「日本から中国東部の高温」、「西シベリアの多雨」、「アルジェリアの高温」、「米国中西部からカナダ南部の低温」、「オーストラリア北部の少雨」など社会にさまざまな影響を与え、災害を引き起こしている。 2002年3月に発生した世界各地の異常気象(画像をクリックして詳細をご覧下さい) なかでも日本が位置している東アジアとシベリアを見ると、3月の月平均気温が高く、日本から中国東部と中央アジアで異常高温となった。ソメイヨシノの開花についても全国の観測87官署中、63官署で観測史上最早を記録した。 「既にこの冬からエルニーニョの動き出しにともなう異常な対流活動が日付変更線付近の熱帯太平洋で活発化、更にそれにともなう太平洋高気圧の活動も活発でした。そのため西高東低の冬型気圧配置が安定せず、日本付近の暖冬の一因になったと考えられます。北極圏の大気質量のある部分が亜熱帯域に移動し、地球を取り巻く帯状に中緯度の高気圧帯を強化したこと(北極振動)も一因です。この両方の効果で異常に早い春の訪れになったといえるでしょう」 さらに、3月に中国の北京や韓国では過去十数年で最大規模の黄砂に見舞われた。日本でも西日本、日本海側の地域に加え、北日本や北海道各地においても、黄砂は猛威を振るい車の表面や洗濯物まで真っ赤となった程で、1967年以降で「黄砂」観測日が過去最高を記録した。「黄砂」とは、「中国大陸の黄土地帯の細かな砂塵が風によって吹き上げられ空中を飛揚し、天空一面を覆い、徐々に降下する現象」であり、農作物や人間への健康、航空機の運航などに影響を与えると言われている。 【世界気象デー】1950年3月23日に世界気象機関条約が発効されたことを記念してできた日。2002年のテーマは「異常気象に備えて」。なお、WMO(世界気象機関・World Meteorological Organization)はこの条約に沿って同年設立され、翌'51年に国連の専門機関のひとつになった。日本の加入は1953年。WMOは各国気象機関とのネットワークを構築し、世界中の観測データの収集や解析、データ交換の補助や、気象用語や観測基準の統一、気象学の研究、教育を推進する国際機関としての活動も行っている。 【エルニーニョ】エルニーニョとは「神の子(イエス=キリスト)」という意味を持ち、12月にペルー沖で海面温度が上がることからクリスマスにちなんでつけられた現象。一般的なエルニーニョ現象とはペルー沖から日付変更線付近にかけての赤道域で、数年おきに海面水温が平年より1〜5℃高くなり、それが半年から1年半程度続く現象のことを指す。 通常、太平洋の水温・気圧はインドネシア付近では高く、南アメリカ側では低い。この東西の温度差・気圧差によって、東からに西へと強い貿易風といわれる風が吹き、海面上層までの温かい水は貿易風により西側に押しやられる。 しかしエルニーニョ現象が起こると、太平洋上の東西の海水温度差がなくなり、東から西へと流れる大気の循環が弱まるため、通常ならインドネシア付近で発生していた積乱雲が東側である太平洋赤道域の中央部に移動していく。 そのため熱帯地域である太平洋中央部や南米のエクアドルやペルー沿岸部、アルゼンチンやウルグアイでは、雨が多くなり大雨による災害が起こりやすくなり、東南アジアやインド、豪州東部では夏季に雨が少なく冷夏・干ばつに襲われるなど、世界の気象に大きな影響を与える。また日本ではエルニーニョの影響は常にはっきりと表れるわけではないが、夏は長梅雨、冷夏、冬なら暖冬になりやすい傾向がある。 異常気象といえば、猛暑=水不足+電力不足がすぐ思い浮かぶが、今年の夏は大丈夫だろうか。5月20日、気象庁は6月から8月までの3ヵ月予報を発表したが、Web現代の取材にも言葉を選んで慎重に説明した。「平年並みの可能性が最も大きくその確率は50%です」と無難な見解。「エルニーニョ現象が、夏以降に発生する可能性があるため、気温は平年並みかまたは平年より高めになる可能性がある」(気象庁・予報官)ともいう。 「エルニーニョの兆候が発生しましたが、止まってしまったのです。普段、ペルーやエクアドル沖などは冷たい海面なんですが、海面温度が高くなるような変化が出てきました。太平洋の東西の水温差がなくなり、貿易風(赤道の辺りで東から西に吹いている風)がだんだん弱まってくるというエルニーニョ現象の兆候があったのです。しかし、海面温度は上がったものの大気が平年のままで、そのため東側の海面温度が下がってきた。そこで大気が動かないというエルニーニョ現象の兆しは少し弱まってきたわけです。ただ後れてエルニーニョ現象が発生し、夏以降に日本に影響を及ぼす可能性があります。その場合、1ヵ月後くらいに影響は表れます」(気象庁、エルニーニョ監視予報管理官) 一般的にエルニーニョ現象が発生すると冷夏になりやすいと言われている。しかし、エルニーニョ現象の兆候が曖昧で、発生しても日本に影響を及ぼすのは秋となり、暑い夏の可能性が高い。 「今年は季節が早く来るという流れなんです。冬もお正月は非常に寒く、冬が早く来た。春も早く来た。GWが明けたら雨で、もう梅雨かという状況になっています。そこから考えると非常に暑い夏というのが早く来る。夏が早く来たから猛暑だと騒ぐかもしれないけど、結果として8月になってみると“普通の夏”ということになっていると思ってます」 しかし、気象庁の8月予想では「一時曇りや雷雨がある」と発表しており、8月になって冷たい空気が南下しやすいとなっている。 「本来であれば8月は太平洋高気圧があるために日本列島に冷たい空気はできないので、雷雨は起こらないが、高気圧がちょっと弱まるとそのスキを見つけて冷たい空気が北から下りてくる。そうするとにわか雨が発生しやすくなるのです。だから6月や7月初めに非常に暑い夏が早く来て、8月頃に雷雨が多いですよということです。秋が早く来るといってもいいかもしれない」(河合氏) 今年の夏は日本だけでなく地球の気候のリズムの狂いが顕在化し、不安定な天気になりそうだ。相次ぐ異常気象について、前出の守田治氏はこう話す。 「地球温暖化が原因で、北極圏の寒気の力が弱まっており、黄砂異常発生も中国内陸部の積雪が減少、黄土面が露出したのが一因です。温暖化が、冬から夏にかけての季節の変化を早めており、今後夏が長く、冬が短くなっていく。北海道などの雪も東北の雪のように湿った雪が降るようになる。今年の夏は、一時的に厳しい暑さがくるとおもいます」 5月21日、日本ではようやく(二酸化炭素などの排出を制限する)地球温暖化防止の京都議定書の批准を衆議院が承認した。しかし、最大排出国であるアメリカが批准方針を撤回しているため、その効果には疑問符がつく。地球がひとつの生物だとしたら、二酸化炭素の排出など人間の活動こそ病原である。この続発する異常気象は病んでいる症状を訴える地球からのメッセージなのだ。 |