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呼ばとは?

[ 104] booklines.net: [本宮ことは] 聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚
[引用サイト]
http://www.booklines.net/archives/4062558823.php

子供の頃から、女性は精霊の声を聞き、使役する事ができるが、初潮を迎えてから、結婚するまでは精霊から離れ、より大きな力をもつ幻獣と契約する事になる。友人たちは、幻獣と契約するどころか、子供を産んだ人もいるが、アリアには未だ音沙汰がなかった。
そんなある日、突然精霊の声が聞こえなくなった。ついに自分にもと、女となった不安を抱えながら、アリアは「契約の儀」を行なったが……。
女性は精霊や幻獣を使役するのが当たり前という世界で、幻獣との「契約の儀」に失敗したアリアが忌み女として、生きていかねばならないお話です。
妹尾さんが「しまった、大人買いしてくるんだった」というほどの引きらしいので、思わず手にとってしまいましたが、マヂでそうでした。しまった、大人買いしてくればよかった……って、積本の山を何とかしろという内なる声が。
それはともかくとして、本編。精霊などの力を使うことができ、さらには女性が生まれにくいということもあって、女性のほうがハーレム状態な世界なんですが、忌み女だと話がちがってくるわけで。
昨日まで笑いかけてくれていた人たちが、幻獣と契約ができなかったというだけで、蔑み、罵倒し、守る精霊などがいないことから、襲い掛かってくるような、そんな危険な毎日を過ごす事になったアリアの心境が辛いですね。小さな村であるならなお更でしょう。
特に、忌み子の運命から逃れるために、王都へ向かう道のりでの出来事は、今まで男を知らなかった人じゃなくても、愕然とするでしょう。それも、村で共に生活してた人たちから、そんな扱いを受けるんですから。
王都で加護を受ける前に、誰かと契ってしまうはめになったら全てが終わるというだけに、何かあるとドキドキしまくり。早く逃げて!とか、そいつと関わらないで!と、心の中で叫びまくってました。ああ、疲れる。
とはいえ、完全な孤独ではなく、好いてくれる幼馴染や頼りになる兄的存在の人、さらには素性はわからないまでも助けてくれる人など、守ってくれる人も多いし、このあたりで恋愛もの的なものもあるので、ちょっと楽しいかも。何気に無愛想なクルサードがいい性格していたので、楽しくなりそうな予感。
それにしても、ホント最後が凄いですね。「我が呼ばいし声を聞け」というところは、ゾクゾクさせられました。何が起きているのかはわかりますが、どうしてそうなったのかがわからないので、これからどうなるのか、ものすごく気になります。続きがとても楽しみですね。
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[ 105] - 聞け、我が呼ばいし声 @うさぎ屋本舗 読書録
[引用サイト]
http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/07ma/4062558823.htm

この世界では、女性の数が少ない??だがそれだけ、女性は守られてもいた。リアラ女神の加護のもと、少女たちは自由に精霊と語り、その力を使うことができた。そして大人の娘になるときには、幻獣と契約し、それを使役することでより大きな力を得ることができるのだ。アリアは十四歳、初潮を迎えて慣例通りの《契約の儀》をとり行うことになった。契約のための門をくぐった彼女はしかし、どんな幻獣とも契約を果たせずに出てきてしまう。女神の加護を受けられなかった忌み女……アリアに向けられる視線は、とたんに厳しいものとなった。大巫女の勧めで、アリアは儀式に参加した聖従者たちとともに、王都ベルデタールへ向かうことになるが……。異世界ファンタジーのシリーズ、第一巻。
あちこちの、少女向けレーベル作品を扱っている読書感想サイトやブログで好評……という印象があったので、買ってみた。すでにシリーズ三作まで出ている感想を眺めた(あまりしっかり読んではいないと思う。ネタバレしてしまうのも嫌だし)時点で、自分のなかでは「どうやら引きで終わるらしい」「逆ハーレムものらしい」という印象だけができていた。
で、読みはじめてすぐに、文章への気配りにおどろかされた。言葉の選択に、気配りを感じたのだ。ウンディーネやシルフといった既存の、つまり「わかりやすい」概念を示すカタカナに、漢字仮名混じりのルビをふり、逆に日常的なもの??たとえばテーブルとかパンとかいったものは、すべて漢字で置き換えてある。
一概にどうこうといえるほどの読書量を誇るわけではないのだが、どうもイメージとして、少女向けレーベルの異世界ファンタジーというものは、中華風でなければ、それらしく美しい音感が乱舞するばかりのカタカナ世界であろうと思いこんでいたのだ。
自分の不明を恥じつつ読み進めてみると、独特の世界設定もつくりこまれていておもしろく、一気に最後まで読んでしまった。
特徴的なのは、男女の出生数の差を背景にした、女性の優位性の説明だろう。そこに超常的な力が関与して、女性は初潮を迎えるまでは精霊を、初潮を迎えてからはより強力な幻獣を使役することができるとされている。
そのシステムから、自分の意志とは関係なくこぼれ落ちてしまったのが主人公で、そこには異常なものへの差別や嫌悪が描かれ、貴重な存在のはずだった「少女」が、一気に集落内では穢れた者扱いされるという、転落が発生する。
主人公の性格が明るく芯の強いものに設定され、また彼女を支えてくれる人々も描かれているためか、こんな悲惨な展開でも読んでいて鬱鬱とした気分にはならない。
難点を探せば、その「支えてくれる」人々の中で、これからメインで活躍するのであろう若者たちのキャラクターが、まだ描ききれていないというか、読んでいて誰が誰だか混乱するあたりかな……。多人数が一気に一場に集うシーンも多いため、そういう印象が強い。
ただ、これが(おそらく)長編第一作ということだろうから、その程度のことは瑕瑾とみなすべきかもしれない。
余談だが、自分の名前が著者あとがきに登場したのには、おどろいた。あとがきは小説本編を読み終えてから見たので、上記のような感想はだいたい小説を読みながら抱いたものであり、べつに自分の名前が出たからといって、贔屓目で読んだわけではないことを明記しておく。
「子を産み育てられる力は強い。なんといっても、その胎で人を形作ってしまうのだから。しかも、汚されていない乙女の気は、まだ一度も子を産むのに使われたことがないため比類なく強力だ??だからこそ、幻獣を養える。月のものがない少女にも連れ合いに気を奪われる婦人にもできる業ではない」

 

[ 106] 積読山脈造山中: 読了メモ:聞け、我が呼ばいし声
[引用サイト]
http://usagiya.hontsuna.net/article/1806221.html

あちこちで評判いいなという印象があったので、都会に出たときに探してきました。なんと我が家の近所の書店さんからは、現在、ホワイトハートが完全に消えてしまっているのです……。 逆ハーレムものらしい、毎回「引き」で終わるらしい、……という印象だけあちこちでチラ見した感想から得ていて、さて読みはじめてみますと、文章にまずおどろかされました。カタカナ名前のキャラクターが活躍する少女もの異世界ファンタジーとは思えないほど、言葉の選択がこう……安易にカタカナに流れないというか、できるだけ日本語で書こうとしているという姿勢がうかがわれ、へぇ〜、これはこれはと。 物語自体は、特殊な運命を背負わされた少女が、周囲に支えられたり、陥れられたりしながらも進んでいくという感じで、そこに独特の「精霊」や「幻獣」の設定が組みあわさって、うまく構成されていると思います。男女の出生率の不均衡にからめて、女性のみの特殊な力とか、誓約とか、よく練られていると感じました。 で、たしかに「引き」で終わってました……。しまった、大人買いしてくるんだった。 また都会に出たら、つづきを買ってこようと思います。 著者あとがきを読んでみると、カタカナは固有名詞以外に使わないという決意のもとに書かれたのだそうで、なるほど納得。聞け、我が呼ばいし声著者名:本宮ことは(著)出版社:講談社出版年:2006.06ISBN :4062558823 以下、蛇足気味。あとがきに、自分の名前が出てきて仰天しました。 つい先日ですね、近刊のプロフィールを書いていて、「うわ、デビューして十五年もたってんの!? うっへ〜」などと思っていたわたしとしては、若い作家さんに影響を与えているかもしれない程度のキャリアを自分が積んでいることを、忘れがちなのですね。正直なところ、知り合った人に「読んだことあるよー」といわれるだけで、ビビります。 プロ意識なさ過ぎ>自分 そのプロフィールの文章がアホっぽくてねぇ……担当者に「アホっぽ過ぎますかね?」とメールで訊いたら「このままで!」と元気のいい返信が即座に来たので、なんともいえない気分になりました。そういうわけで、次のプロフィールはアホっぽいのです。やぁ、だって既刊のタイトルと版元を並べてみたら、ものすごい出版社ジプシーっぷりに泣けたので……文字数稼ぐためにほかのことを書こうとしたら、アホっぽく……。 それは「ぽい」んじゃなくて、ほんとにアホなんちゃうかと。
記事から|本・雑誌|ブログ|につながる  この記事の内容に近いと判断した「本・雑誌」又は「ほんつなブログ」をご紹介します
Excerpt: 子供の頃から、女性は精霊の声を聞き、使役する事ができるが、初潮を迎えてから、結婚するまでは精霊から離れ、より大きな力をもつ幻獣と契約する事になる。友人たちは、幻獣と契約するどころか、子供を産んだ人もい
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