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高血圧とは?
[ 146] 高血圧を防ぐ食事
[引用サイト]
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kouketuatu/meal.html
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食塩をとり過ぎると血圧を上げることは、多くの研究や統計などから指摘されてきたことなんだ。たとえば、1998年に報告された、わが国を含めた世界32か国の1万人あまりを調査したINTERSALT研究の結果でも、食塩を多く摂っている人ほど血圧が高いということが指摘されているんだよ。 とはいうものの、この食塩による血圧上昇の程度(食塩感受性)には個人差があって、食塩を多くとってもまったく血圧が上がらない人もいるんだ。家族に高血圧の多い人や高齢者では、食塩を多くとると血圧が上がる人が多いようだね。 今のところ、日常的にかんたんに食塩感受性を測る方法はないので、だれでも食塩を減らしたほうがいいとされている。それに、食塩を摂り過ぎると胃がんになりやすいことは確かだし、減塩は、左心室肥大という心臓の病気やたんぱく尿の程度を軽くする、動脈の柔軟性を高める、降圧薬の効果を高める、ナトリウム排泄に使われるカリウムが失われるのを防ぐなどのよい点が多いんだよ。だから、もし食塩感受性が低くても、食塩を減らす効果はあるというわけだね。 今、日本人に勧められている1日の塩分摂取の目標値は、10g未満。だけど、高血圧患者ではもっと厳しくて、日本高血圧学会の定めた目標では1日7g以下(高血圧治療ガイドライン2000年版)となっています。現在のところ、日本人の塩分摂取量は、平均で1日11〜12gくらいだから、高血圧の人は半分近くに減らさなければならないんだよ。これがどうしてもムリなら、せめて1日に10g未満としたいね。 しおから、漬け物、干物、ラーメンやそばなどの汁やスープ類には塩分が多いんだよ。それに、みそ、しょうゆ、ソースなどの調味料は使いすぎないように、料理はうす味にするなどの工夫が大切だね。 それにうす味にしても、塩分を使った料理をたくさん食べると、トータルではたくさんの塩分をとることになるからね。 塩分10gというと、こんなにも量があるんだ。「自分はこんなにとっていない」と思う人が多いだろうね。実際に調味に塩を使うときは、ほんの一つまみ入れるだけだよね。だけど、前に述べたように、食パンやおすしに含まれている塩分、加工食品や外食などには、意外と塩分が含まれているものなんだよ。日本高血圧学会では、高血圧の人が調味料として使ってよい塩分の量は、1日の塩分摂取量7gのうち4g以下(高血圧治療ガイドライン2000年版)だといっているよ。 塩分(ナトリウム)は、鉄やカルシウムとおなじくミネラルの仲間だということは知っているかな。ミネラルは適量とると、体の調子を整えるはたらきがあるんです。だから、多すぎても少なすぎても健康を維持するためには好ましくないんですね。とくに、おたがいのバランスがとても大切なんだよ。だから、特定のミネラルを多くとると、他のミネラルやビタミンなどとのバランスを崩し、健康をそこなってしまうんだ。塩分のとり過ぎも、その例のひとつだね。 体内の余分な塩分を排泄する作用があるミネラルが、カリウムだよ。だから高血圧の人は、塩分をとる量を少なくするとともに、カリウムをしっかりとることが重要なんだ。カリウムは、新鮮な野菜や果物などに多く含まれているよ。 野菜では熱を加えたり水にさらしたりすると失われやすいものが多いけれど、なかにはカボチャのように、ゆでてもほとんどカリウムの量が変わらないものもあるよ。 果物は生で食べるものが多いからお勧めだね。ただし、糖分も多く含まれているので、食べ過ぎると太ってしまったり、中性脂肪や血糖が増えすぎてしまうこともある。1日に1回程度、食べる習慣をつけるといいね。 また、ご飯を玄米にしたり、パンをライ麦パンなどの精白していないものにすると、白米や精白したパンよりたくさんのカリウムがとれるんだ。野菜や果物に比べるとカリウムの含まれる量は少ないけれど、主食として食べるものだから、トータルではずいぶんと差が出てくるんだよ。 まず、塩分が少ない食品を選ぶことが重要だね。加工食品や外食の塩分量をぜひ頭に入れて、塩分が少ない食品を選ぶことを心がけて欲しいね。以下に、自分や家庭で食事をつくるとき、また食卓で食べるときに、塩分を減らす方法をあげておくよ。自分でできることから実行していくといいね。 塩味の薄い食事に慣れることが第一歩です。調味料の味になるべく頼らないで、薄味に慣れてくると、素材の持ち味が分かるようになります。塩分計などを用いて、自分の味を確認するのも良いでしょう。 塩分の多い漬け物や汁物は、食べる回数と量を減らしましょう。漬け物は浅漬けか、塩出ししたものにします。汁物では野菜などの具の多いものにすれば、1回にとる汁の量が少なくなります。麺類を食べるときは、汁は残すようにします。 献立にはいろいろな味付けを利用し、塩味は効果的に使うようにしましょう。塩は食品の表面にさっとふりかけると少なくても塩分を感じることができます。 酸味を上手に使って、献立の味付けに変化をつけると、塩分を減らすことができます。レモン、すだち、かぼすなどの柑橘類や酢などを和え物や焼き物に利用しましょう。 ゆず、しそ、みょうが、ハーブなどの香りのある野菜、海苔、かつお節などを加えると、薄味のメニューに変化もつきます。 香ばしさもまた塩分のとりすぎを抑えてくれます。焼き物にする、炒った胡麻やくるみなどで和えるなど、調理に利用しましょう。 揚げ物、油炒めなど、油の味を利用して食べるのもよいでしょう。胡麻油やオリーブオイルを、食べる前に少しかけることで風味が増し、おいしく食べられます。ただし、脂質のとりすぎにならないように、油を使ったメニューばかりにならないよう気をつけましょう。 かまぼこ、はんぺん、薩摩揚げなど魚の練り製品や、ハムやベーコンといった肉の加工食品も塩分の多い食品です。食べる量に気をつけましょう。 せっかくの薄味の料理でも、たくさん食べれば塩分の量もカロリーも多くなります。食べすぎないように気をつけましょう。減塩しょうゆや減塩みそも、使う量が多ければ塩分も増えます。使いすぎては意味がありません。 飲酒が血圧を上げることも、よく知られているんだ。でも、節酒をすると1〜2週間で血圧が下がることがわかっているから、飲みすぎないことが大切だよ。健康日本21によると、日本酒にして1合くらいが適量とされているよ。女性や高齢者はもっと少ないほうがいいということだよ。 |
[ 147] 高血圧教室
[引用サイト]
http://www.nagara.com/prevent/htn/general.html
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高血圧症は血圧が高すぎる状態で、放置すると脳卒中や心筋梗塞など動脈硬化による恐ろしい病気の原因となったり心臓肥大をおこしたりする病気です。我が国では軽症者も含めると60才以上の高齢者の約半数が高血圧症であると考えられています。 高血圧は脳卒中や心筋梗塞の原因になるとのことですが、では血圧がいくら以上の場合治療が必要なのでしょうか? 高血圧の治療は、今お話に出た脳卒中や心筋梗塞および心臓肥大などの高血圧に由来する合併症の予防が目的です。この目的のために血圧をどの程度まで下げたらよいかということについて、世界中の各国で基準がもうけられています。これらを総合的に判断すると、最大血圧が140 mmHg以上あるいは最小血圧が90 mmHg以上の場合には治療が必要と考えられます。ただ、40歳以下の若年者ややはり脳卒中や心筋梗塞の原因になる糖尿病を合併している患者さんではもう少し厳しい基準、つまり最大血圧で130 60才代、70才代の方でも、やはり血圧が140/90以上であれば治療をし血圧を下げることで脳卒中や心筋梗塞がある程度予防できます。ですから、壮年者とほぼ同じ基準で治療を開始します。ただ、85歳を越える方では、血圧を下げても、必ずしも脳卒中や心筋梗塞を予防できるわけではないようです。 高血圧症の患者さんで、まず注意していただきたいのは日常生活です。高血圧症の患者さんでは肥満傾向の方や血糖が高めの方、またコレステロール、中性脂肪などの血液中の脂肪が高い方が多いのです。これら高血圧以外の異常も、やはり動脈硬化を促進させ脳卒中や心筋梗塞の原因になります。ですから、血圧以外の体の状態も含めて、日常生活いわゆるライフスタイルの改善が重要です。 まず、肥満した高血圧症の患者さんではカロリー制限や運動による減量が必要です。減量により実際血圧が低下します。例えば1kgの減量で血圧が1−2mmHg低下するといわれています。また、肥満の是正は、血糖値や血液中の脂肪に対しても好影響をもたらし、脳卒中や心筋梗塞を予防します。 次に、高血圧症の患者さんでは塩分制限が重要です。患者さんにもよりますが、減塩によって血圧自体が低下します。一方、果物や生野菜に多く含まれるカリウムは多少血圧を下げるといわれています。ただ、このカリウムは腎臓が悪い方は取りすぎないようにする必要があります。また、カルシウムも欠乏すると血圧が上昇するので、欠乏しないようにする必要があります。 アルコールはやはり飲みすぎると血圧を上げることになりますので要注意です。。ただ、少量のアルコール、つまり日本酒1合ビール1本程度までであればそれほどの悪影響はないともいわれています。 タバコは”百害あって一利なし”の言葉どうり厳禁です。喫煙が肺癌の原因であることはよく知られていますが、喫煙は脳卒中や心筋梗塞の原因でもあり、また、そのほかの様々な体の異常を引き起こします。このため、いろいろな癌、心臓病、脳卒中、肺炎などあらゆる原因での死亡率が、喫煙者では非喫煙者の1.8倍の高率となっています。ですから、タバコを吸われる方は、ご自分の死亡率が約2倍になること、平均寿命が10年以上短くなること、同居者同室者にもある程度これらの影響が及ぶことを知らなければならないと思います。 食べ物では、魚の油や緑黄色野菜に心筋梗塞などの動脈硬化による心臓病をある程度予防する働きがあると考えられています。コレステロールが高い方はコレステロールの多い食物を制限する必要があります。また、適度な運動をすることで血圧が低下します。心臓病などがない中年の方では、息が切れない程度、つまり脈拍が1分間に110−120程度になるような運動、例えば、早歩き、サイクリング、水泳などをできれば毎日30分以上行うと良いでしょう。数カ月続けると血圧が5−15程度低下します。運動はまた肥満、糖尿病にも効果があり、これらと合わせて動脈硬化をおさえ心筋梗塞や脳卒中の予防に効き目があります。 脳卒中のほとんどや心臓病の多くは動脈硬化によるもので、これら動脈硬化症による死亡数は癌による死亡数とほぼ同程度になっています。様々なライフスタイルの改善により血圧、体重、血糖などを正常化し、動脈硬化の進行を防ぐようにしたいものです。 |